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正心調息法は鼻呼吸が原則です。
他の呼吸法では「鼻から吸って、口から吐くと」というのがほとんどです。
それでは駄目ではありませんが、呼吸のために作られた本来の器官が鼻なのだから、できるだけ鼻を使うことが良いと言われています。
したがって、正心調息法は吸うときも吐くときも鼻を使う「鼻呼吸」が原則になります。
「鼻」の機能については、「アレルギー体質は"口呼吸"が原因だった」西原克成先生著/青春出版社刊に詳しく書かれています。
鼻は、呼吸のための機能をいろいろ揃えています。
『鼻は臭いを嗅ぎ取る、たんなる空気の通り道ではない。むしろ、生命進化がつくりあげた精巧なエア・コンディショナーであり、身体を守る生体防御システムなのである。』
例えば、まず鼻毛は外から入ってくる大きなゴミを取り除くという機能があります。
また鼻の中の空気の通り道の皮膚表面には繊毛が生えていて、絶えず粘液が流れ、そこでハウスダスト等も取り除いて、鼻水で外に出してしまいます。
その奥には副鼻腔という空洞があり、そこを空気が通ることによって温度を調節し、100%近くまで加湿して体内に取り込みます。
寒くて乾燥した状態を好むインフルエンザ・ウィルスなども、鼻を通る段階で大部分が除去されます。
口呼吸の弊害もあります。
風邪をひいたときなどに腫れる扁桃腺は、重要な免疫器官です。
鼻で除去できなかった病原菌や異物もここで退治されてしまいます。
扁桃腺が腫れるというのも、それらのウィルス類を退治しようと戦っているものです。
しかし、扁桃腺が本来の力を発揮できるのは、あくまで空気が鼻を通ってきた場合のことです。
本来の呼吸器官でない口で呼吸をしてしまうと、汚れて温湿度調整されていない空気が気管支や肺に直接流れ込むことになり、適度な湿度でない空気が肺胞にダメージを与えたり、扁桃腺に過大な負荷を負わせることになり、色々な免疫障害が生じやすくなります。
最近よく聞かれる原因不明の難病・奇病の多くは、口呼吸に起因する免疫病であることが多いともいわれています。
原因不明の痛みや不調は身体のゆがみが原因かもしれません・・・
整体はこのゆがみや身体のバランスを整え、健康な状態に近づけることを目的に行います。
一緒に直していきましょう!
ではっまたっ!